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COLUMN 04営業代行の費用相場|アポ単価より大事な3つの比べ方

営業代行の選び方公開日
営業代行の費用相場|アポ単価より大事な3つの比べ方

「見積もりを3社から取ったら、金額も料金体系もバラバラだった。どこが高いのか分からない」

営業代行を検討すると、多くの方がここで手が止まります。

営業代行の費用相場は、料金体系によって大きく変わります。公開記事でよく見る数字は、固定報酬型で月30万〜80万円前後、アポ獲得の成果報酬型で1件1.5万〜3万円です。

ただ、この数字を並べても、どこが得かは決まりません。同じ「1件」でも、何を1件と数えるかが会社ごとに違うからです。

結論からお伝えします。単価の安さではなく、成果の地点・総額・払える上限の3つで比べると、見積もりの良し悪しを判断しやすくなります。

まず料金体系ごとの相場を早見表で確認し、そのあと3つの比べ方を計算例つきで解説します。

料金体系費用相場の記載例費用が出るとき向いている会社
固定報酬型月30万〜80万円前後毎月定額商談数を多く狙う・長く続ける
成果報酬型アポ1件1.5万〜3万円が中心(条件が厳しいと3万〜5万円)/成約なら売上の30〜50%成果が出たとき固定費を抑えて始めたい
複合型固定費 月10万〜50万円+成果報酬毎月+成果が出たとき稼働の安定と成果の両方を取りたい
コール課金型1コール100〜300円の記載が多い架電ごと自社で検証しながら進めたい

※各社の公開記事に載っている範囲です(出典は記事の最後)。公的な統計はなく、商材・業務範囲・条件で大きく変わります。

01営業代行の費用相場は料金体系で決まる

料金体系とは、「何に対して、いつお金を払うか」の決まりです。主な形は固定報酬型・成果報酬型・複合型の3つで、テレアポ代行では架電の数で払うコール課金型もあります。形が違えば、払う時期も、成果が出なかったときの負担も変わります。

固定報酬型:毎月定額で稼働を買う

成果に関係なく、毎月決まった金額を払う形です。買っているのは、担当者の時間と人手です。

公開記事では月30万〜80万円前後の記載が多く、営業担当1人あたり月50万〜60万円とする記事もあります。クロージングまで任せると月80万〜150万円以上、専門性の高い商材では100万円以上という記載も見られます。

成果報酬型:成果が出たときに払う

あらかじめ決めた成果が出たときに、費用が発生する形です。

アポ獲得を成果にする場合は1件1.5万〜3万円の記載が中心です。決裁者に限るなど条件が厳しいと、3万〜5万円の記載もあります。成約を成果にする場合は、売上の30〜50%とする記事が複数あります。

複合型:固定費に成果報酬を足す

月々の固定費に、成果に応じた報酬を足す形です。固定部分は月10万〜50万円程度の記載が見られます。

固定費で稼働を確保しつつ、成果とお金を結びつけられます。その反面、両方かかるので総額は読みにくくなります。

コール課金型:架電の数で払う

テレアポ代行で見られる形です。1コール100〜300円の記載が多く、300〜700円とする記事もあります。

アポが取れなくても費用はかかります。リストやトークを自社で検証したいときに使いやすい形です。

02営業代行の料金体系ごとの向き不向き

どの形にも、合う会社と合わない会社があります。成果報酬型が一番お得とは限りません。自社で営業担当を採用する選択肢も含めて、並べてみます。

選択肢合う会社気をつけたい点
固定報酬型商談を数多く作りたい・営業のやり方を一緒に作り込みたい立ち上げの数ヶ月は、成果が少なくても費用がかかる
成果報酬型固定費を抑えて始めたい・1件の受注額が大きい単価にリスクの分が含まれる。成果が出にくい商材は断られることもある
複合型稼働の安定と成果の連動を両方取りたい固定費で何をしてくれるのかを具体的に確かめる
自社で採用数年かけて営業組織を作りたい採用と育成に時間がかかる。ノウハウは社内に残る

「今すぐ商談を増やしたい」のか、「数年かけて組織を作りたい」のかで、答えは変わります。固定報酬型と成果報酬型の違いは、営業代行の成果報酬型と固定報酬型の違いでも詳しく解説しています。

03比べ方①:テレアポ代行の料金は成果の地点で見る

1つ目は、何を成果と数えるか(成果の地点)をそろえることです。テレアポ代行の料金で、最も見落としやすい点です。

成果の地点は4つある

テレアポから受注までには、次の4つの段階があります。

  • コール:電話をかける
  • アポ獲得:商談の日時が決まる
  • 商談実施:商談が実際に行われる
  • 受注:契約が決まる

後ろの段階ほど数は減り、1件の単価は上がります。「アポ1件2万円」と「商談1件4万円」は、同じものの値段ではありません。アポが取れても、当日のキャンセルで流れることがあります。会ってみたら、決裁に関わらない方だったということもあります。

条件に合う商談1件あたりに直す

アポ獲得型の単価は、条件に合う商談の数で割り直すと比べやすくなります。次の数字は説明のための例です。

  • アポ1件2万円で10件取れたので、支払いは20万円
  • 実際に行われ、条件にも合った商談は6件

この場合、20万円÷6件で、条件に合う商談1件あたりの費用は約3.3万円です。アポ単価の2万円と、実質の約3.3万円には差があります。条件に合う商談1件あたりの費用で比べると、この差が見えるようになります。

キャンセル分と受注の定義も確かめる

当日キャンセルの分を請求するかどうかは、会社と契約によって違います。同じアポ単価でも、ここで実質の費用は変わります。

成約を成果にする場合は、受注の定義も確かめましょう。商談から受注まで長い商材では、どの受注が代行の成果なのかが曖昧になりがちです。いつまでに、誰経由で決まった受注を成果とするかを、契約前に決めておくと安心です。

04比べ方②:営業代行の費用は総額で比べる

2つ目は、期間をそろえた総額で比べることです。月額と単価を並べただけでは、どちらが安いのか分かりません。

総額の出し方

料金体系ごとの総額は、次の式で出せます。

  • 固定報酬型:月額×期間+初期費用
  • 成果報酬型:成果の単価×成果の件数+初期費用
  • 複合型:固定費×期間+成果の単価×件数+初期費用

リスト作成費やトーク作成費が別なら、それも足します。見積もりの内訳で、含まれるものを確かめましょう。

固定と成果の分かれ目の件数

固定報酬型と成果報酬型のどちらが安いかは、成果の件数で決まります。分かれ目は、固定型の総額÷成果型の単価で計算できます。次の数字は説明のための例です。

  • 固定報酬型:月50万円×3ヶ月=150万円
  • 成果報酬型:1商談4万円

150万円÷4万円で、分かれ目は37.5件です。3ヶ月で38件以上の商談が見込めるなら固定報酬型が、37件以下なら成果報酬型が安くなります。ただ、固定報酬型は何件出るかが事前に決まっていません。件数の見込みにどれだけ自信があるかも、あわせて考えましょう。

自社で採用した場合の費用

外注と比べるなら、採用した場合の費用も出しておきます。かかるのは給与だけではありません。

厚生労働省の令和3年就労条件総合調査では、常用労働者1人1か月あたりの労働費用は平均408,140円で、そのうち給与以外の費用が18.0%を占めます。法定福利費や退職給付の費用などです。

たとえば月給30万円なら、給与が82.0%にあたるとして、30万円÷0.82で月約36.6万円が目安です(説明のための例です)。ここに採用の費用と、戦力になるまでの期間が加わります。

一方で、採用にはノウハウが社内に残るという大きな利点があります。短期は外注、長期は採用と組み合わせて考える会社もあります。

05比べ方③:営業代行に払える上限を先に出す

3つ目は、1商談にいくらまで払えるかを自社の数字で出すことです。費用が高いか安いかは、相場ではなく受注の価値で決まります。

目安は、受注1件の粗利×商談からの受注率=1商談あたりの価値で出せます。

たとえば、受注1件の粗利が100万円、商談からの受注率が10%なら、1商談あたりの価値は10万円です(説明のための例です)。1商談の費用がこの範囲に収まれば、費用対効果が合う見込みがあります。

上限が分かると、見積もりの見方が変わります。1商談4万円は、1商談の価値が10万円の会社には合う金額でも、2万円の会社には合いません。相場を調べる前に、この計算を一度しておくことをおすすめします。

06営業代行の費用が変わる5つの要因

公開記事の相場に幅があるのは、次の5つで費用が変わるからです。

要因費用への影響
任せる業務の範囲アポ獲得だけか、商談・クロージングまでかで変わる。範囲が広いほど高くなる
商材の難しさ無形のサービスや専門知識が要る商材は、担当者の経験が要る分、高くなりやすい
アポ・商談の条件決裁者に限るなど条件が厳しいほど単価は上がる。その分、商談の質は上がりやすい
リストとトークの準備自社で用意すれば安くなることがある。ただし社内の手間はかかる
契約期間最低契約期間が長いと月々の単価が下がることがある。合わないときにやめにくくなる

見積もりの金額が他社と違うときは、この5つのどこが違うのかを聞いてみてください。

07営業代行の見積もりで確認したい7項目

見積もりは、金額より先に条件を確かめましょう。次の7項目がそろっていれば、会社どうしを同じ土台で比べられます。

  • 成果の定義:アポ獲得・商談実施・受注のどれを成果とするかが書面にあるか
  • 成果の条件:業種・規模・役職など、対象の条件が決まっているか
  • キャンセル・重複の扱い:当日キャンセルや、既存の取引先と重なった場合はどうなるか
  • 初期費用と別料金:初期費用、リスト作成費、トーク作成費が含まれているか
  • 契約期間と解約:最低契約期間、更新の仕方、途中解約の扱いが明確か
  • 報告の中身:架電数・接続数・商談の内容などを、どの頻度で報告してくれるか
  • 税抜・税込と単価の確定時期:金額が税抜か税込か、単価はいつ確定するか

特に大切なのは、成果の定義とキャンセルの扱いです。ここが曖昧だと、請求のたびに認識がずれる原因になります。

逆に、次のような説明があれば、一度立ち止まりましょう。

  • 成果の定義を決めないまま、契約を急がせる
  • 総額や追加費用を聞いても、はっきり答えない
  • 商材に合わない条件でも、成果が出ると言い切る

会社の選び方全体は、営業代行の選び方|比較で失敗しない5つのチェックポイントにまとめています。

08営業代行の成果報酬の一例:SCALE Leadの料金

ここからは、完全成果報酬型の一例として、SCALE Leadの料金の考え方を紹介します。合う会社と合わない会社の両方を書くので、比べる材料にしてください。

費用が出るのは商談が実際に行われたとき

SCALE Leadは、BtoBの商談獲得を完全成果報酬で行うサービスです。初期費用0円・月額固定費0円で、事前に合意した条件を満たす商談が実際に行われた時点で成果になります。アポが取れただけでは請求しません。

費用は、1商談あたり目安3〜5万円(税抜)です。確定の単価は、お打ち合わせのあと書面でお伝えします。

アポ獲得型の相場より高く見えるかもしれません。数える地点が違うので、比べ方①のとおり、条件に合う商談1件あたりで比べてみてください。

進め方と体制

契約は半年で、更新後も半年ごとの自動更新です。

稼働前の研修と審査を通過した担当者が架電します。約503万社の国内法人データ「SCALE LIST」と、テレアポに特化した「SCALE CRM」を使い、PMが音声と成果のデータをもとに一人ひとりを支援します。支援先の平均受注率は18%です(業界では5〜10%といわれます。支援先の社名は非公開です)。

合う会社・合わない可能性がある会社

合う会社合わない可能性がある会社
BtoBで、無形・高単価のサービスや商材を扱っているBtoC中心、または商品の単価が低い
1商談あたり目安3〜5万円でも費用対効果が合う自社の強みがまだ整理できていない
他社と比べた明確な強みがある受注まで非常に長い大手企業の攻略だけを狙っている
商談のあと、自社でクロージングできる体制がある成果の地点を受注に限定したい(受注報酬型はお受けしていません)

合わない場合は、固定報酬型や複合型、自社での採用の方が合うこともあります。無理におすすめはしません。

09営業代行の費用相場でよくある質問

A.料金体系で変わります。公開記事の記載では、固定報酬型は月30万〜80万円前後、成果報酬型はアポ1件1.5万〜3万円が中心です。業務範囲や条件によって、これより高くなることもあります。
A.コール課金型は1コール100〜300円、成果報酬型はアポ1件1.5万〜3万円の記載が多く見られます。何を成果と数えるかで単価の意味が変わるので、条件に合う商談1件あたりで比べるのがおすすめです。
A.成果の件数で変わります。固定型の総額を成果型の単価で割ると分かれ目の件数が出るので、見込みの件数と比べると判断しやすくなります。
A.会社によります。初期費用やリスト作成費を別に請求する会社もあれば、0円の会社もあります。見積もりの内訳で確かめましょう。
A.会社と契約内容によって違います。当日キャンセルや日程変更の扱いは、契約前に書面で確かめておきましょう。
A.期間と目的で変わります。採用では給与のほかに法定福利費などがかかり、厚生労働省の調査では給与以外の費用が労働費用の18.0%を占めます。短期で商談を増やすなら外注、長期で組織を作るなら採用と組み合わせる考え方もあります。

SUMMARYまとめ:営業代行の費用は3つの軸で比べる

  • 費用相場は料金体系で決まる。公開記事の記載では、固定報酬型は月30万〜80万円前後、アポ獲得の成果報酬型は1件1.5万〜3万円が中心
  • 比べ方①:成果の地点をそろえ、条件に合う商談1件あたりで見る
  • 比べ方②:期間をそろえた総額で見る。分かれ目の件数と、採用した場合の費用も出す
  • 比べ方③:受注の価値から、1商談に払える上限を先に出す
  • 契約前に、成果の定義やキャンセルの扱いなど7項目をそろえる

どの料金体系が合うかは、商材・受注単価・社内の体制で変わります。まずは「自社なら1商談にいくらまで払えるか」を計算してみてください。

SCALE Leadでは、完全成果報酬型が自社に合うかどうかの試算から、無料でご相談いただけます。

出典

相場の数字は、公的な統計がないため、解説記事の記載範囲を並べたものです(いずれも2026年11月2日に確認)。

  1. アイドマ・ホールディングス「営業代行の費用相場は?料金体系別の特徴と選び方を徹底解説」
  2. Sales Marker「営業代行の費用相場。料金タイプ別に特徴やおすすめの企業を紹介」
  3. BowNow「営業代行の費用はいくら?料金体系・相場・選び方をわかりやすく解説」
  4. BowNow「テレアポ代行費用の相場を料金体系別に徹底比較」
  5. Grand Central「営業代行の費用相場【2026年版】固定報酬 vs 成果報酬の料金を徹底比較」
  6. スタジアム「営業代行の費用相場/料金体系の選び方5つの手順【早見表付き】」
  7. アウトソーシングプロ「テレアポ代行の費用相場はいくら?格安に抑えるコツやおすすめ会社」
  8. 厚生労働省「令和3年就労条件総合調査 結果の概況 3 労働費用」